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2013年11月1日金曜日

その44 GIST再発!?~2つの腫瘍~

嫁の主治医は国立がんセンターです。

しかし、嫁は常時2つの病院から診察を受けています。


一つは、ラジオ波治療をしてもらった、関東中央病院

もう一つは、大阪の高橋先生@大阪成人病センター


この3つをうまく組み合わせながら情報を整理し、治療方針を決めています。


1.関東中央病院にて

先日、このブログでもラジオ波後、初の検査を行ったことを書きました。

その42 術後検査~GISTのラジオ波治療から2カ月~

そこで、腫瘍状のものがある、ことに触れました。



次の検査は2か月後です。

さて、それ以外の先生はどのような見解を出していくのでしょうか?



2.高橋先生のお話し

大阪で診療を受けていた高橋先生が、京橋亀田病院にて診療をスタートしているようです。

すると、関東中央で見えた腫瘍のほかに、もう一つ。

合計で、2つ腫瘍らしきものがある。

とのことでした。。。


二つということは、やはり再発的な感じなんでしょうか???

以外に早い。


一つ目の腫瘍も2カ月でどれだけ大きくなるか、チェック。

それによって、進行の速さなども分かるはず。



3.国立がんセンターにて

そして3つ目。

主治医の国立がんセンターに。


CT結果を見ると、やはり2つの腫瘍が確認された。

ただ、一つはよく見るとラジオ波術後にも残っていたことがわかり、これは焼き残し。

残る一つが術後2カ月で発生したものらしい。。。

結構早い。


主治医からは、

「グリベック効いてなさそうなさそうだから、スーテントに移ろうか」

と提案があったそうな。。。


嫁はこれがすごくショックだったみたいで、終始落ち込んでいる。

病室では泣いてしまったんだそうな。。。

いわゆる「再発」ですしね。

患者にとって「再発」という言葉ほど、絶望的なものはないと思います。



スーテント(ファイザー)はGISTの8割以上が効くという人以外の、グリベックが効かない人やグリベックの効果が薄れてきた人が飲む薬。

最大の欠点は副作用が強いこと。

そして、グリベックが効かないということは、3つの薬=可能性のうち1つがなくなったことを意味する。

残りはスーテントと新薬スチバーガ(レゴラフィニブ)(バイエル)。



4.スーテントを飲むか!?飲まないか!?

嫁は副作用の強いスーテントについて

「グリベックより副作用が強いなんて、きっと耐えられない」

「スーテントを飲むなら、服薬をやめようか」

と以前から口にしていた。


しかし、GIST患者のみんなからは

「生きる可能性が少しでもあるなら、試すべき。やらない選択肢はない。」

と言われ、最近ではどうも

”飲まないという選択肢はない”

と考え方に変わりつつある模様。



どちらも正解、不正解、ということはない。

飲んでも効かない可能性も高い。


最終的には本人が覚悟して決めること。


わたしは基本的に「抗がん剤には後ろ向き」だが、生きる手だてとしてその選択を彼女がするなら、懸命にバックアップするつもり。

もしかしたら効くかもしれない、わずかな可能性があるなら。


さて、本人はどのような決断をするのか!?









2013年8月9日金曜日

その30 気が付けば5か月が~GISTと戦う日々~

このブログを遡ってみてもらえるとわかるとおり、状況が刻一刻と変わっていることや、私も嫁も闘病生活を送るうえで、知識を新たにしたり、間違いがわかったり、考え方が変わったりしています。

今一度、自分の頭を整理する意味でも、経緯と現状、そして今後の展望を整理してみたいと思います。

1.発症と検査

■3月26日
会社の定期検診で「肝臓に腫瘍状のもの」が見つかる。たまたま「エコー検査」をオプションで付けていたため、発覚。

■3月29日
済生会東部病院にて、精密検査。CTやMRI、血液検査などをするも、肝臓部分の腫瘍7センチ他4つの計5つの発見以外、とりたてて目立った所見はなく、肝臓原発癌は肝臓が健康な人には起こりにくいため、原発探しが始まる。
この間、2回ほどの受診がある。

こののち、1泊2日の針生検(肝臓にブスッと針を刺して組織を取り、検査する)もやったが、結果はわからず。。。差額ベッド代も含めて5万円ほど(うち、ベッド代が3万円)!

また、このころ
「シーウィード」(14万円)などを試す。現在は服用しておらず。
また、「免疫療法」に道がないか、白金のプラチナクリニックに相談に行く、など外科的、科学的治療、免疫療法などを模索。


■5月1日
検査結果を夫婦で聞きに。
この日、夫婦ともに「重大ながんで、余命数か月もしくは数年」と診断されると覚悟していったが、「原発不明でこれ以上検査ができない」旨伝えられる。この間2ヶ月。。。
ここで神奈川がんセンターを紹介される。


■5月2日
神奈川がんセンター受診。
順番待ちで時間がかかるとのことなので、ゆうあいクリニックにて、初のPET-CTを受診。
保険適用で3万円程度。 
本当に勝手だが、先生が合わなかったのと、設備が古くて陰気だったので気持ち的に滅入り、国立がんセンターに転院。


■5月7日
ゆうあいクリニックで初PET。
保険適用で4万円程度。

その直後、こちらの勝手で県立がんセンターから国立がんセンターに移転。


■5月13日
県立がんセンターに東部病院の検査データ、取得した肝細胞、PETデータを含めた紹介状を受け取りに。
なので、PET等の結果等は全く分からず、国立に持越し。


2.確定診断

■5月16日
国立がんセンター受診。


■5月23日?
国立初診から、1週間ほどで「GIST肝転移、原発不明」と確定診断。
生検の組織診断で確定可能だったとのこと。東部病院は何をやっているんだか。。。
見切りでグリベック処方。


■5月後半
念のため、13年前に手術をした済生会横浜南部病院に当時の記録照会(また済生会か。。。)。
そこで、当時、「胃GIST」であったことが、組織診断結果と実際の胃組織から判明。
ただし、カルテがなく、詳細不明。
本人、家族は「胃潰瘍」と信じて疑っていなかった。


3.初期治療方針

”標準治療”としてグリベック服用。。。
当初は副作用が激しく、特に発疹とだるさがひどく、2週間服用ののち、1週間休薬。
明けてから4錠服用を3錠服用に変更。
朝食の量や服用タイミング等を調整し、副作用をほぼ克服。


4.遺伝子解析と治療方針変更

■6月12日
GISTERSから情報を得て、関東中央病院、小池先生受診。
「ラジオ波で腫瘍を焼けないか」相談。
「焼けそうである」旨回答をもらう。

■7月4日~5日
これもGISTERS経由で、大阪府立成人病センター、高橋先生受診。
PET-CTと13年前の組織を利用して解析。
詳細な遺伝子解析を行い、GISTのタイプを特定し、治療に役立てようとするも、薬物、放射線等の効きにくい「WILDタイプ」であることが判明。
また、「この数カ月で、腫瘍がやや大きくなっている」、とも。
高橋先生のアドバイスもあり、早急にラジオ波治療受診を決定。
処置日が7月26日(金)に決まる。


5.ラジオ波治療

■7月22日
国立がんセンター受診。
もはや「グリベックを処方するだけ」の状態だが、とはいえ主治医はここ。
担当医は相談もしやすいので、ありがたい。
ここでもCTをとり、腫瘍が大きくなっていることを確認。
ここまですでに3回ほど、国立がんセンターを受診。

■7月25日
関東中央病院入院。
今まで26日、30日、8月6日の3回のラジオ波焼灼術を受診。
現在も入院中。
当所「5日から10日」と言われていた入院日数も早くも2週間が過ぎ、長期戦の様相。


6.その他

■7月29日
友人の奥さん(タイ人)に自宅の風水を見てもらう。
ペットの遺骨が嫁の病気に影響を与えている、とのことで処分を決める。

また、その友人より紹介いただいた、先祖供養の先生にも定期的に相談を受けてもらっている。


7.費用や手続き

今まで検査や治療にかかった金額の総計は約387,000円(今回のラジオ波入院は除く)。
また、健康食品や風水などにかけたお金は約200,000円です。
ほぼ、60万円くらい。
今回の入院あわせて80万円ってところか。


ざっくりとした内訳は

  1. 確定診断までの検査費用:116,000円(CTやMRI、PET-CT、針生検とその入院など)
  2. グリベックの処方と診察:126,000円
  3. 神奈川がんセンターとゆうあいクリニック:40,000円
  4. 国立がんセンターの検査費用:40,000円
  5. 大阪での遺伝子解析とPET-CT:45,000円
  6. ラジオ波治療費と入院費:不明
  7. 文章料金:20,000円(保険会社のやつが1枚1万円もする)
  8. シーウィード購入代金:140,000円
  9. 風水の相談費用とそれに伴う小道具等の購入:30,000円+α
  10. 先祖供養関係の相談費用:30,000円くらい

といったところです。


また、実際に行った手続き、これから実施する手続きは以下の通り。

  1. 限度額適用申請:いわゆる、高額療養の事前手続きで。立替払いが不要になります。
  2. 高額療養(事後申請):嫁の場合、健保組合なので特に手続きは必要なく、勝手に会社の口座にふりこまれるので、後日会社から振り込まれる
  3. アヒル社がん保険手続:診断給付金、入院給付金、手術給付金、検査時の医療保険入院給付金(厳密にはこれから進める感じですが)
  4. S○N○社三大疾病給付金手続:がんと診断されたら向こう15年間給付が出るタイプ(一部70歳まで毎年支給。これも今から進める感じです。)


8.今後の展望

今後は大きく以下のような感じで、やることと心配事があります。
  1. 治療はグリベックを念のために飲みながらも、定期的な検査で腫瘍が出たらラジオでつぶす
  2. 転移が出たら、その部位の専門医を探して早めに対処
  3. 入退院を繰り返すことが予想されるので、子育てと仕事のバランスをどうとるか?(実家に帰るという手も考えている。。。
整理になっていないような気もしますが、こんな具合です。




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2013年7月30日火曜日

その28 高額療養費の裏ワザ~GISTと賢く戦う~

すみません

嫁の入院やら業務多忙やらで更新が滞りました。
入院についてのレポートなどは追ってUPします。



少し前にざっくりと高額療養制度についてお話をしました。

今回は、高額療養のちょっとした裏技、しかも合法(当たり前ですが)をいくつか。
長期間にわたる治療費を少しでも軽減して、賢く病気と付き合いましょう。

それでは行きます。


1.大原則~病院にかかるタイミングが重要

高額療養制度のポイントとして、計算期間が1日から月末までの歴日数で医療費集計されるため、できるだけ同じ月内に診療が集中するようにするのです。

例えば、以下のような受診パターンで、負担額が大きく変わってきます。

■7月26日から8月5日まで10日間入院した場合

7月26日から7月31日までの入院費、手術費用:7万円
8月1日から8月5日までの入院費、手術費用:6万円
 合計=13万円(すべて健康保険自己負担額とする)

 合計は13万円だが、各月で見ると7万円、6万円と80,100円を超過しないため、高額療養の対象になりません。

■8月1日から8月10日まで10日間入院した場合

医療費自己負担分が13万円だったとします。
この場合は13万円が80,100円を超過しているので、高額療養が出ます。
(厳密には80,100円+総医療費の1%を控除した部分が戻ってきます)

というように、同じ負担額でも診療時期により対象になったり、ならなかったりします。

治療に緊急性がなく、入院日程を選べそうな状態にあればぜひ「月初」から入院することをお勧めします。


2.薬の処方はできるだけまとめて

理屈は1と同じです。
がんの場合、抗がん剤等の費用がすごいことになります。
そこで、薬の処方を2カ月ないし3か月分でお願いする。

月10万円の薬代だったものが、2か月分で20万円になれば
前者は各月2万円弱の計4万円弱しか戻ってこないのに対し
後者だと12万円弱戻ってきます。

これもお医者さんと相談して進めてみてくださいね。
結構話聞いてくれます。


3.毎月診療、の場合でもちょっとした工夫を

早い段階で3か月高額療養該当させてしまう。
高額療養制度は過去1年間に3回高額療養に該当していれば、
4回目から80,100円の限度額基準が44,400円に下がるようになっています。
ですので、早めに高額療養に該当さてしまえば、戻ってくる金額が大きくなるのです。


4.事前に限度額認定申請を行いましょう

事前に限度額認定申請を行うことで、一旦生じる立替負担を減らします。
まずは自分の加入している健康保険を確認。
「健康保険組合」なら各自健保組合に確認してみてください。
「健康保険協会」なら各都道府県に支部があるので、そちらに手続きをするようになります。

「限度額認定申請書」なる被保険者証のような証書がもらえますので、これを会計時に窓口提示します。
すると、窓口で高額療養の計算をしてくれて、80100円+アルファを超えたら費用徴収がされなくなるのです。
これは便利!

昔は事前申請はなくって、全て事後申請だったので、患者が必ず多額の医療費を持ち出さねばなりませんでした。
便利な時代になりましたね。


ということで、ざっと、高額療養を賢くもらう方法について書いてみました!
ぜひ参考にしてください。




2013年7月17日水曜日

その27 グリベックが効かない!? 遺伝子解析~GIST セカンドオピニオン~

大阪府立成人病センター、高橋先生にセカンドオピニオン的に遺伝子解析をしていただきました。
今日は、解析に至った経緯と解析の結果、今後の展望を書いておきます。
少し長くなるかもしれません。

このブログには何度か書いていますが、複数の人間で話を聞くことは、自分の命を守る上で重要なポイントだと痛感しています。
ちょっと大げさで過保護なような気もしますが、嫁と一緒に大阪まで行ってきました。

1.GISTERSの情報

今回の経緯にちょっと触れると、GIST患者のための情報ページで嫁が情報集めをしています。
私もたまに見ています。
ここには掲示板などもあり、患者同士で情報のやり取りをしています。

実は今回の病気に関して、私も医療従事者の親友や製薬会社、保険会社、政治家や地方の有力者、友人などにいろいろと協力を頼んできたのですが、なかなか難しいところがあり、行き着いたのが患者同士のネットワークでした。
なんだかんだで、やはり病気のときは患者の経験談が強い。
しかもGISTは希少な病気で(10万人に1~2人程度の出現率とも言われています。つまり日本中の患者数が1000人とか2000人の世界です)、他のがんと一緒くたにできない事情があります。
中には医者並みの知識を持つ方などもおり、本当に馬鹿に出来ないネットワークだなぁ、と思いました。

そのGIST患者の掲示板内に嫁が書き込んだところ、多くの励ましの言葉や、治療に関する本当に有益な情報が得られました。
また、嫁のためにみんなで集まってくれたりと、同朋意識、同志意識が強いです。

実は私の知人友人に相談すると、大半は健康食品やサプリメントの話、短絡的に「がんと言ったらここ」「がんなら重粒子でしょ」みたいな話になってしまって、それ自体悪い事ではないのですが、みんなが言っている事が違うし、効果や治療法には個人差があるので、困ってしまいます。
最近はこういう話になると正直「またか」という感じでした。。。みなさん善意でやってくれているので申し訳ないのですが、すみません。

患者ネットワークの話に戻ります。
ネットワーク内の話の中で二人の医師に大変興味を持ちました。
それが、関東中央病院の小池先生と大阪府立成人病センターの高橋先生です。
前者は肝臓のラジオ派治療の名医、後者はGISTや肉腫などの研究、解析をしています。


2.受診

ということで、藁をもつかむ思いで、二人の医者にかかるため主治医の国立がんセンターから紹介状を書いてもらいました。
ちなみに、紹介状についても面白いこと、というか、疑問に思う事が多々あるのでまた書きます。

実際には関東中央に一回かかったのですが、「高橋先生の解析を待ってからの方が良い」という小池先生のアドバイスもあり、大阪成人病センターに行きました。

今回の検査の目玉は
1)PET-CT(2回目)

2)遺伝子解析(GIST組織から解析)
です。

今回、嫁がGISTになってよく分かった事なのですが、単純に「~がん」と言ってもその遺伝子のタイプで進行が早かったり、悪性度が高かったり、薬が効きやすかったり、放射線が効きやすかったりといろいろな特徴がある、ということ。
そのため、遺伝子解析をしっかりすると治療方針が決めやすいのです。
しかし、日本の医療では詳細の遺伝子解析は実施していない、もしくは保険適用外のことが多く、GISTの場合もどうやら遺伝子の中でもエクソン9ないし11に異常があるかどうかの検査のみが保険適用、いわゆるがんセンターでの”標準治療の一環”とのことでした。
ちなみに、「標準治療」これキーワードですよ。


ちなみに、PET-CTも保険適用外のことも多いです。その場合は10万円かかります。
保険適用の場合、3割負担なので約3万円です。
勉強不足で、保険適用要件はよくわかりません。


PET-CTとは、がん細胞の大好きなブドウ糖の入った放射性薬剤を注射し、CTをとるのですが、がん細胞がある箇所がブドウ糖を取り込んで活性化し、それが放射線で光って見えるので、体のどの部位にがんがあるのか、どの程度の大きさで、どれくらい活性化しているのかが簡単に分かります。


そして遺伝子解析です。
今回、東部病院で針生検(おなかに針をさして肝臓の細胞を取る)をしたのですが、すでに細胞の量が足りずに再度細胞を取ることになるかと思いきや、ナント!?13年前に胃を切ったときの横浜南部病院の細胞(切除しているので大量にあった)がまだ残っていたので、それを取り寄せて使う事に。。。

この手続きは嫁が自分でやったのですが、結構難航しました。
そもそも13年も保管義務が無いので、組織があること自体が奇跡でしたが、現場レベルではその組織や当時の病理組織診断結果を出す事に強い抵抗感があったようです。
まぁ、こちらも当時の治療にはかなり疑問がありますし、告知もまともにされてなかったのではないか、と疑っているので、それを感じ取ったのかもしれません。

が、何とかもらう事が出来ました。


この取り寄せた組織は数週間前に大阪に先に送って解析をお願いして置きました。

嫁は前日に検査を済ませ、私も大阪入りし翌朝の結果報告に備えます。。。


3.遺伝子解析の結果

ちょっと難しい話をします。
自分もよくわかっていないことが多いのですが、GISTではc-kit遺伝子の異常もしくは血小板由来増殖因子受容体(PDGFRA)遺伝子の異常が見られます。
c-kit異常の場合、遺伝子のエクソン9、11、13、17のいずれかに異常が見られ、このパターンが80~90%。
PDGFRA場合、エクソン12、14、18の異常が見られ、このパターンで10%程度だそうです。
c-kit異常とPDGFRAの異常が両方おこることはないらしい。

残り5%程度がそのどちらにも異常が無いタイプで、もともとの野生の人間遺伝子から異常(変化)がないことから「野生型(WILDタイプ)」と言われています。

実は、大阪府立成人病センターにかかったときにはc-kit異常がないことはわかっていました。
先生が機転を利かせてくれて、全結果がわかるより先に連絡をくれたものと思われます。
そこで、投薬でなく、腫瘍切除の物理的療法に切り替えた方がいいのでは?という提案がありました。しかも、切るならラジオの小池先生が良いのではないかと。
後日、連絡が来て、PDGFRAにも異常がなく、WILDタイプであることがわかりました。
薬も放射線も効きにくいんだそうです。

どうも研究の結果からも、嫁が患者会や掲示板を見ている限りでも、若年発症のケースはWILDタイプが多いという、統計データと感覚があります。
嫁も思えば25歳で胃GISTですから、そうかもしれませんね。
ただ、WILDは病気の進行が遅めである、という特徴や予後が良いという傾向もあるそうです。
嫁は薬が効かないことに対して大きな落胆をしていましたが、まだ次の手があるので、絶対にあきらめません。

ところで遺伝子解析ですが、ここまで調べると保険適用外で実費が8~10万円くらい?かかるそうです。
ところが、大阪府立成人病センターは研究のための基金からその費用負担をしていただける。
もちろん、検査結果は研究データとして提供することになるし、研究成果が出ることを期待しています。(ちなみに、GIST専門の研究というよりは肉腫の研究の模様だが)
数分間のヒアリングアンケート(酒は飲みますか?的な)と今回の費用や趣旨の説明を受けます。

4.今後の展望

グリベックやスーテントは基本的にc-kitやPDGFRAの異常に作用する薬であり、異常のないWILDタイプには効かない。
正確には効きにくいといった方が良いかもしれません。個体差もあるので、効く可能性もある。多くの先生もその可能性があるので、服用をするめることが多いようです。
そのため、残された効果的な治療方法は物理的に腫瘍を切除する、という方法です。
この点、2004年?からラジオ波治療が保険適用されるようになり、中でも関東中央病院の小池先生が肝臓ラジオ波の名医と伺い、高橋先生、国立がんセンターから紹介状を書いてもらうことになり、受診に至りました。

今後は、ラジオ波治療を受け、物理的に腫瘍を焼切ります。
ラジオ波とは、1.5ミリ程度の針のようなものを肝臓の局部に差し、先っちょの電極から電流を流し、100度の熱線で焼切るといったものです。
1回の施術で一般的に3センチ大、3か所程度まで焼切れるそうですが、腕のいい先生ならもっと大きく、そしてもっとたくさんできるそうです。
嫁の場合、最大7センチ弱、数にして5つ腫瘍があるので、1回の施術で終わらないかもしれません。
入院期間は5日から10日程度、あとは出たとこ勝負です。

予後に関しても腫瘍が再発すればその都度ラジオで焼く、というのが主流の治療法になりそうな予感です。


費用は保険適用で4万円程度、副作用も大きくないし、開腹もいらないので一般的に体にやさしい治療である、と言われています。
ラジオ波の結果などはまた追って報告するようにします。




2013年6月26日水曜日

その21 GIST治療薬グリベックの副作用3

調子の良い日の妻はパッと見元気で、日常生活にも支障はありません。

しかし、GISTの影響やグリベックの副作用でひどいときもあります。


今日は夕方から高校時代の友人と食事に行く、というのでもちろん私もOKして送り出すつもりでいました。

二人の子供の夕食とお風呂は私の役割になるんだなぁ、と。

人に会ったりする事は嫁にとっては非常にいいことだと思っていて、推奨しています。

縁起でもない話かもしれませんが、やはりいつどうなるか分からないので、


「会えるときに会っておく」

「行ける時に行っておく」

「出来るときにやっておく」

ということを意識するようになりました。


で、今朝はいつになく調子が悪く、朝食後のグリベック服用前から腹部の痛みを訴える妻。

朝の保育園送迎は嫁に代わって私が行く事にしました。

LINEで「夕方の予定は無理せず、またの機会にしたら」と私

しかし、嫁は何とかしたいようで「体調治すから、何とか行かせて」と

最後の打合せを終えて帰宅すると、お風呂上りの嫁と子供が。。。

なんだかのんびりしている模様


どうやら電話で先生に腹痛の事を訴えたら

「本日はグリベック休止、安静にしてください」

との指示があったそう。

現時点で腹痛~胃の辺りなので、患部である肝臓が痛んでるのかもしれません~が

GISTの悪化によるものなのか、グリベックの副作用によるものなのか分かりませんが

どうも嫁は副作用がきついタイプなんではないか、と勘ぐっています。

副作用がきついとグリベックが飲めず、思ったような治療効果が得られない可能性があります。

なんとも困った話で。。。


週明けに診察日だそうなので、様子を見てみたいと思います。

2013年6月11日火曜日

その13 13年前の真実!?・・・GISTについて

昨日、病院に同行してきました。


グリベックの副作用がひどかったのでそれを伝えると

「1週間ほど薬をお休みして様子を見ましょう」

とのこと

副作用対策の皮膚の薬やダル気を抑える薬を処方してもらい1週間後に再診



こちらからの質問事項もひとしきり終えようとしていたときに

先生から驚愕の言葉が、しかもさらりと出てきました


「13年前に胃を切除した病院に問い合わせたんですけど」

・・・・

「なんと、当時の記録や組織が残ってたんですよ!」

(@。@;)えっ!

「当時、既に”胃GIST”と診断されていまして、今から当時の細胞組織診断の予定です」

さらりと言ってのける先生

(@。@;)(@。@;)えーっ!

嫁も私も、乗り出して驚いてしまいました



その1でも触れました

うちの嫁は13年前に胃潰瘍で緊急入院し

胃の3分の2を切除した経歴があったのですが

この13年間、単なるストレス性胃潰瘍だと伝えられてきましたし

そう信じて疑わなかったのです


すっきり晴れやかな驚きとともに複雑な感情が嫁と私に起こりました

・告知してくれない両親はどうなんだ!?

・婚前の重大疾病を知らずに結婚したのか。。。

・切除後、3年間胃カメラ健診をしていたが、胃GISTにその検査はずさんすぎる
 (毎年CTとかやっていれば転移や再発のチェックなど、肝移転がこんなに進まなかったはず)
 (胃GIST自体が胃カメラでは見つからない。表皮に腫瘍ができないため。)

帰ってからも嫁は悶々としています。。。(そりゃそうだ。私も言いたいことがたくさんある。)



・・・・そして、気付いてしまった重要なもう一つの問題

そう!

「加入保険の”告知義務違反”をしているかもしれない」

という問題です。


全く「がん」「GIST」の認識がなかったため、

保険加入の都度「2000年に****病院で胃潰瘍の手術をしています」

と答え続け、保険に入っているのです。。。。もちろん何の悪意もなく。


これは困った。

保険金が出ない、もしくは保険契約が無効の可能性すらあります。。。

ここで嫁の興奮はピークに達してしまったのです。


事実関係の詳細はこれから探っていきますが



私見としては「医者も家族も本人への告知はしっかりとすべき」です。






2013年6月7日金曜日

その10 GIST治療薬グリベックの副作用2

昨晩は少し仕事が遅くなって帰ると、既に下の子は寝ていました。

上の子は一人でかくれんぼ。。。(笑)


と、ソファをみると嫁が体調悪そうに寝ていました。

顔を見ると、むくみのほか、赤くなっていて

前日から始まった全身への発疹もひどくなり、からだの至る所が赤くはれてました。

体もだるくて、めまいのような感じがするようです。

そして、筋肉痛、というか風邪の前の節々の痛みのような感じもあるとのこと。


服用10日で本格的副作用が出始めました。

かなり辛そうです。

発疹とかゆみは、処方してもらっていた抗ヒスタミン剤と子供用の塗り薬で対処。

しかし、他の副作用は今のところどうにもならずな感じです。


現在、朝食後に4錠服用しています。

GIST患者のサイト、Gistersのアンケートによると

グリベック服用患者のうち6割が朝食後に服用しているそうですが

(ちなみに、GIST患者の約半数がグリベック服用、Gsters患者アンケートより)

朝食後でなければならない理由は特に無いようです。

というか、治験の条件が

「朝食後」

「4錠(400m)」

ということに基づいているので、昼食後、夕食後などで効果があるかどうか確証がない、ということが理由です。

基本的に国立がんセンターは”無難”な治療をしたがります。

役人気質というか、効果に少しでも疑問があればその手法は取りませんし、

サプリや健康食品も進めません(まぁ、これは多くの医師がそうですけどね)



一応月曜日が診察日なので、我慢しようかと思っていますが、どうなることやら。

2013年6月5日水曜日

その8 GIST治療薬グリベックの副作用

嫁がGISTと診断されたその翌日から、グリベックという薬(分かりやすく”抗がん剤”といいます)を服用し始めました。


一般的に「抗がん剤」というと

・ベッドで点滴をし続けて
・髪の毛が抜けおちて
・げーげー吐いてしまって
・だるくて廃人のようになってしまう

イメージがありますが、グリベックは

・飲み薬です(普通は1日4錠)
・髪の毛は抜けません
・吐き気が出る人もいるみたいですが、うちは今のところ大丈夫

といった具体で、いわゆる一般的な「がん治療」のイメージとはだいぶ違います。


ただ、やはり副作用は出ていて、朝食後にだるくて突っ伏す事が多くなりました。

また、1週間経過して”浮腫み(むくみ)”がだいぶ出てきました。
目のあたりが腫れぼったい。
今日は目を冷やしたり、温めたりしてた。。。


グリベックの情報は製造元のページが分かりやすい。
http://www.glivec.jp/glivecnavi/


今後の様子もレビューしてみます。


2013年5月28日火曜日

その3 確定診断がつきました~GIST~

更新しない間に大きな進展が!

そう!嫁の病気に確定診断がついたのです。


1.確定診断がつきました

病名は
「GIST 肝移転」(あってるかな!?)


しかも原発不明・・・


GISTというのはメカニズムが普通のがんとだいぶ違うらしく、非常に珍しい病気。
10万人に1人とも2人ともいう確率だそうな。



嫁の場合、6cm~7cmの肝腫瘍(GIST?)含め複数の肝腫瘍があるので当然切除もかなわず。。。

医者からも「根治はない」とはっきり言われた。
いわゆる「高リスクGIST」ということになるんだと思う。


2.今後の処置について

今後は「グリベック」という抗がん剤の投与(というか飲むんだけど)を飲み続けるという、終わりなき戦いが始まる。。。
グリベックは結構効くらしくて、腫瘍を大きくしせず、徐々に小さくすることが可能だとか。
ただし、完全に治ることはないらしい。

GISTと末長くお付き合いするしかないのね。。。



このときはグリベックに頼って生きていくことに何の疑問も感じていませんし、その後の展開は全く予知できませんでした。
初めて聞く病名に戸惑い、これから何から整理したらいいかわからない、という状態でした。。。


さて、今後の顛末やいかに







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