RAKUTEN

2013年5月31日金曜日

その5 GISTって!?(がんとGISTの違い)

GISTとは何か!?

私の足りない頭で今理解していることを書いてみることに。

まずは普通のがんと、GISTの違いを書かないといけないので
転載部分含めて自分なりに書いてみますね。


1)がん(いわゆる「悪性新生物」)

これはいわゆる悪性腫瘍のことです。
細胞が何らかの原因で変異して増殖を続け
周囲の正常な組織を破壊する腫瘍です。
がんや肉腫などがこれに入ります。
特徴として「上皮(組織の表面)」で発生し、悪性だと組織内に浸潤します。


2)GIST

GISTとは『Gastrointestinal Stromal Tumor:ジスト(消化管間質腫瘍)』の略。
元来、食道・胃・小腸・大腸などの”消化管の壁の中”にできる腫瘍の一種
10万人に1人程度が発症するまれな病気です(希少がんといわれるらしい)。
「肉腫」の一種?で、組織の内側で腫瘍が発生する。

イメージはこんな感じ↓
消化管の断面図・がんとGIST(消化管間質腫瘍)の違いイメージ
ノバルティスファーマHPより引用


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    ほかの違いについては、また追って書いていきます。




    2013年5月29日水曜日

    その4 保険が・・・GISTと医療保険・がん保険~

    月曜日にようやっとGISTの確定診断が下りたわけですが

    続いて考えないといけないことの一つに治療費の工面があります。

    もちろん、我が家はそんなに豊かな家庭ではないので治療費問題は切実なのですが

    数年前に嫁にもしっかりと保障を付けておいたので

    それがこんなところで功を奏するとは思いませんでした。。。


    と順調に行けばいいんだけど、そうは問屋がおろさない。


    というのも、我が家の保険は”あひる社”と”SO○○生命”の二つなのですが

    問題になっているのは「GISTは悪性新生物(悪性腫瘍)なのか!?」という問題です。


    どちらの会社もも似たようなものなのですがSO○○社は

    『悪性腫瘍細胞の存在、組織への無制限かつ浸潤破壊的増殖で特徴付けられる疾病(ただし、上
    皮内癌、および皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚癌を除く)』

    でないと支払われない、ということ。

     申請しないと分かりませんが

    アヒル社は「いけます」

    SO○○社は「社内で検討しますが、上皮内がん以外であり、かつ悪性新生物の記載がなければ難しい、とのこと」


    顛末や詳しい解説はまた追って記載します。


    ちなみに、かけていた保険・特約は

    1)アヒル 2○世紀がん保険

    診断給付金100万円タイプ。

    入院・手術はしないので今回は対象外。

    通院は5日以上の入院がないと対象外なので、今回はNG。

    医療特約も通院なら1日から出るが、飲み薬の抗がん剤は対象外。

    また、GIST診断が出ずに2ヶ月いろんな機関で検査しましたが、

    1泊2日の入院だけ医療の特約で給付が出るそうです。

    検査にもかなりお金がかかるので、これは預貯金で数10万は用立てしないといけませんね。


    2)SO○○生命

    詳細は確認して書き直し(もしくは後日)ますが

    三大成人病の診断で毎年90万円

    (うち、60万が15年間の定期、30万が70歳まで)。

    それと、三大成人病のときに保険料を払わなくていい、という特約です。

    ほかには定期保険の死亡保障にリビングニーズ特約をつけてます
    (余命6ヶ月と診断されたら・・・的な)。

    今回は余命6ヶ月とは診断されていないので、リビングニーズ特約も使えません。

    というか、そもそも「余命**ヶ月」という表現は全くされておらず、

    「一般的な統計では1年生存率85%、2年生存率80%(だったかな?)、5年生存率45%」

    といった表現でした。

    そもそも、「余命」って何それ、って感じですけど。


    さて、請求の顛末やいかに。。。


    2013年5月28日火曜日

    その3 確定診断がつきました~GIST~

    更新しない間に大きな進展が!

    そう!嫁の病気に確定診断がついたのです。


    1.確定診断がつきました

    病名は
    「GIST 肝移転」(あってるかな!?)


    しかも原発不明・・・


    GISTというのはメカニズムが普通のがんとだいぶ違うらしく、非常に珍しい病気。
    10万人に1人とも2人ともいう確率だそうな。



    嫁の場合、6cm~7cmの肝腫瘍(GIST?)含め複数の肝腫瘍があるので当然切除もかなわず。。。

    医者からも「根治はない」とはっきり言われた。
    いわゆる「高リスクGIST」ということになるんだと思う。


    2.今後の処置について

    今後は「グリベック」という抗がん剤の投与(というか飲むんだけど)を飲み続けるという、終わりなき戦いが始まる。。。
    グリベックは結構効くらしくて、腫瘍を大きくしせず、徐々に小さくすることが可能だとか。
    ただし、完全に治ることはないらしい。

    GISTと末長くお付き合いするしかないのね。。。



    このときはグリベックに頼って生きていくことに何の疑問も感じていませんし、その後の展開は全く予知できませんでした。
    初めて聞く病名に戸惑い、これから何から整理したらいいかわからない、という状態でした。。。


    さて、今後の顛末やいかに







    時間のない人のがん検診キット

    郵送検診

    2013年5月16日木曜日

    その2 GISTの検査にお金が。。。

    いきなりですが、がんについて。。。

    とにかく検査に時間とお金がかかるんです。


    そしてモノによってはその検査さえも保険外という。。。


    確定診断が出ない今は、がん保険の給付金は出ません。
    (一応、数百万円の診断給付金等に入っている)

    なので、検査入院をしても入院給付金も、その後の通院も保険がでません。


    また、健康保険の傷病手当も、目立った自覚症状のないうちの嫁は受給できないのです。
    仕事は、しばらく治療に専念ということで休職させてもらっています。
    が、がんって厄介で、一応普通の生活はできちゃうので、骨折や胃潰瘍とか、インフルエンザなどでも条件が合えばもらえる傷手の支給がされなかったりします。


    このまま確定診断が出なかったらどうなるんだろう!?

    早く確定診断されれば生保から何らかの給付があると思うんだけど。


    今から年末の確定申告(医療費控除)が楽しみです。。。


    まぁ、一番は検査の結果「やっぱ何もありませんでした!すんません!!」が最高の終わり方だけど。




    2013年5月15日水曜日

    その1 はじめまして

    はじめまして

    私は39歳、2児の父です。

    今までブログなど、書こうとも思いませんでしたが、今後来るであろう激動の日々をつづっていく必要があると考えてブログを作ってみました。

    いかんせん、不精な私ですのでどこまで続くかなぁ。



    「来るであろう激動の日々」ということですが、実は私の嫁にがんが見つかりました。

    厳格に言うと、本日時点(2013年5月15日)で正式ながんの確定診断がなされていませんので、まだがんではない可能性も残されています。

    嫁は私の一つ下。


    私が某友人の結婚式に参列するためにタイはバンコク滞在中に、嫁からLINEでメッセージが届きます。

    「会社の定期検診でひっかかった。エコーの検査から、肝臓に影がある」

    「健診を担当したお医者さんも”早く検査に行った方がいい”」

    とのこと。


    ということで、ちょうど私の帰国日に横浜東部病院にて検査をしに行ったのです。。。。


    するとびっくり、肝臓に大きなものは直径7センチ、小さいものも合わせて6つほどの”腫瘍状のモノ”が発見されたのです。
    さすがに私も驚きましたし、嫁はかなり動揺しています。
    そりゃそうだ。


    そこから検査の連続。。。。

    ところが、いろいろ調べても癌との確定診断がおりません。
    というのも、通常の検査(腫瘍マーカーや、染色?病理組織診断、CTやMRI、PET等)からがんのときに出るはずのしるしがそろわないのです。

    がんらしき徴候としては
    1)CT?MRIで腫瘍状のモノが発見
    2)病理組織診断の顕微鏡検査でがん細胞と一致
    3)PETに反応するのは肝臓だけ
    くらい

    それ以外ははっきりと”がん”をしらせる兆候がないのです。

    その上、自覚症状がほとんどない。
    まぁ、これは沈黙の臓器、肝臓ならではなのかもしれませんが、通常6つの腫瘍があれば自覚症状(黄疸とか)が出たり、他に転移するのが普通なのですが、それがなくってなかなか確定診断できない。


    詳細は後日、いずれ書くことになると思うけど、現在医療機関3つ目の国立がんセンターにかかって検査をしようという段階にきました。

    確定診断がないので、がん保険の請求もできません。
    自覚症状もほとんどなく、「労務不能状態」にないので、会社休職中の現在も傷病手当金が出ません。

    余命も分からないし、どこが原発(どの臓器が原因なのか)かもわかりません。

    治療のしようがないのです。。。

    困った。

    明日からの国立がんセンタ-での検査に期待したいと思います。
    (期待する、ってなんか変だけど)


    ちなみに、うちの嫁は10年ほど前、胃潰瘍をこじらせて腹膜炎をおこし、胃を3分の2ほど摘出していましたが、今回は関係のないと思われる肝臓のがんです。
    嫁は肝炎も肝硬変も持ち合わせていないので、「なぜ肝臓!?」というのが夫婦もそして医師も驚きでした。